※youtube版を追加しました
念願の奈良・法隆寺に参拝しました🙏
世界最古の木造建築としてとても有名ですね!今回は、境内東側にある夢殿の秘仏・救世観音菩薩立像の特別開扉期間にご縁あって参拝することになりました。以前から気になっていた仏さまで一度拝観したいと思っていたので、とても感動いたしました。
ご由緒などなど👀
案内板には以下の記載があります。
法隆寺は聖徳太子創立、およそ一千四百年の伝統をもつ大伽藍である。
金堂、塔を中心とする西院伽藍は、よく上代寺院の相貌を伝え、わが国現存最古の寺院建築として、極めて価値が高い。その寺地は天平十九年の当寺資財帳に「方一百文」とありまた鎌倉時代の古今目録抄などによれば、現地域とほぼ合致している。
夢殿を中心とする東院施監は、天平十一年 行信により聖徳太子の斑鳩宮故地に創立されたが、天平宝字五年の東院資材帳に示される寺域は、現東院境内に現中宮寺をあわせた地域とみられる。
すなわち東西両院をふくむ、法隆寺伽藍の全域は、わが国上代寺院史上各種の重要史料を内包し、また斑鳩宮跡、若草伽藍などの重要遺跡をもあわせて、その歴史的並びに宗教的価値は、きわめて高いものである。
▼境内図はこちら。この日は「JR法隆寺駅」からバスで法隆寺参道へ。南西の「南大門」から入って、「西円堂」周辺→拝観受付をして五重塔などがある「西院伽藍」→「聖霊院」→「大宝蔵院」→東大門を通って夢殿のある「東院伽藍」の方へ向かいました。ゆっくり見て回ると2.5時間ほどかかりました。
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画像で紹介📷!〜境内の様子
▼JR法隆寺駅に到着!
▼駅にはおなじみ「せんとくん」と、斑鳩のキャラクター「パゴちゃん」がいらっしゃいました。
▼法隆寺駅からはバスに乗り「法隆寺参道」下車。ここから参道を進み南大門に向かいます。
▼バス停から徒歩5分ほどで「南大門」到着!早速国宝あらわる。
▼案内板には以下の説明があります。
法隆寺の玄関にあたる総門。三間一戸の八脚門で、当初は中門前の石段上に建っていたが、寺域の拡張により現在の場所に移された。法隆寺の伽藍への主たる入口であり、門前の松並木からこの門を潜り抜けると幅広い参道に出る。永享7年(1435)に焼失し、現在の建物は、永享10年(1438)の再建である。組入天井を張り、木鼻や花肘木が用いられ、軒は中央から大きく反り上がっている。
▼南大門の前には「鯛石」と呼ばれる石があります。俗に「法隆寺の七不思議」と言われるもののひとつで、かつて大和川が氾濫した際に鯛が残ったとされる石。水害から身を守るお守りとして知られ、南大門前では水難から守られるという伝説だそうです🤨
▼さて、南大門を抜けて金堂や五重塔を中心とする西院伽藍の方に進みます!
▼南大門の先には中門と五重塔が見えてきます。
▼途中にある唐門です。土塀とあわせて趣のある景観ですね😌
▼中門に近づいてきました!
▼中門の手前には手水舎があります。
▼とても立派で美しい中門。
▼左右の金剛力士像がにらみをきかせています。
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▼中門の手前には「日本最初の世界文化遺産」の石碑があります。奥に見える回廊の左手側に拝観受付があります。その先には金堂や五重塔がありますが、その前に境内西側の伽藍も見ていきましょう!
▼こちらは「三経院」。鎌倉時代の建物で、こちらも国宝。HPには以下の説明があります。
聖徳太子が勝鬘経・維摩経・法華経の三つの経典を注釈された『三経義疏』にちなんで付けられた名称
▼三経院の向かい側には弁天池があり、亥之島弁財天のお堂があります。
▼その先には休憩所も。書籍やお数珠などが売られています。
▼立派な木々を眺めながら先に進みます。
▼境内北西部の「西円堂」に到着。鎌倉時代の建物で国宝です。
▼内部には国宝の薬師如来がお祀りされています。こちらのお薬師さんは奈良時代のお像で、「峯の薬師」と呼ばれています。丈六で大きく、どっしりとしたお像です。(法隆寺HPで画像が見れます→リンク )
▼西円堂から見た西院伽藍。とても良い眺めでした😌
このあとは拝観受付をして、西院伽藍の内側へ参ります!
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▼西院伽藍は、中門の左右から凸字型に伸びた回廊が五重塔と金堂を囲む形式になっています。この西側に塔、東側に金堂という並びは法隆寺式伽藍配置と呼ばれています。
▼五重塔と金堂。奥には大講堂があります。大講堂は平安期の10世紀に落雷で焼失後に再建されたもので、元は回廊の外側にあったそうです🤔お堂内には、薬師三尊像がお祀りされています。(法隆寺HPで画像が見れます→リンク)
▼塔の内部は、お釈迦さまに関するエピソードが塑像群で表現された不思議な空間になっています。(法隆寺HPで画像が見れます→リンク)
▼こちらは金堂。西院伽藍の中でも最古の建築とされています。
▼お堂内には、国宝の釈迦三尊像や薬師如来像、鎌倉期の阿弥陀三尊像など多くの仏さまを拝観することができます!(法隆寺HPで画像が見れます→リンク)
▼金堂と五重塔を一緒に。
▼北側の大講堂側から。
▼回廊も見てまわりました!
▼1400年の長い歴史の中で修復されながらも、いまだにその姿を残すこの建築物に感動しました🥹
回廊をじっくり眺めるのも法隆寺の楽しみのひとつですねー!このあとは境内を東の方へ!聖霊院と大宝蔵院の方に向かいます。
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▼聖霊院前の案内板。こちらでは御朱印もお受けできます。
▼こちらが聖霊院。お堂内のお厨子の中には聖徳太子のお像がお祀りされています。(法隆寺HPで画像が見れます→リンク)
▼聖霊院の前には鏡池があります。
▼画像左側が「東室」という聖霊院から北へ続く長い建物で、法隆寺に住む僧が生活していた建物。この建物の東側(画像右側)には、同じく僧房である妻室があります。
▼聖霊院の先には大宝蔵院があります。
▼途中、国宝の食堂も。
▼この先が百済観音堂を中心に東西に宝蔵のある「大宝蔵院」です。(法隆寺HPで画像が見れます→リンク)
大宝蔵院では、特に百済観音像に感動しました。この後に拝観した救世観音像とともに拝観したかったお像で、思っていた以上にスリムで2mを超えるお像はとても美しく、ずっとその場にいたくなる不思議な魅力がありました!
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▼大宝蔵院を後にし、東院伽藍に向かいます。こちらは途中の国宝・東大門。
▼この先が夢殿を中心とした東院伽藍。門の前に手水があります。
▼夢殿です。行信僧都が聖徳太子を偲び、かつての斑鳩宮跡に建てた上宮王院という伽藍の中心となる建物。
▼本尊特別開帳期間で救世観音像を拝観いたしました。以前から画像などでは何度も拝見しており、少し怖い印象を持っていましたが、実際はとても優しく穏やかな印象でした😌
(法隆寺HPで画像が見れます→リンク)
▼こちらは舎利殿、絵殿。舎利殿には聖徳太子が2歳の時に合掌した掌から現れたとされる舎利が安置されています。
▼東院鐘楼。こちらも国宝です。袴腰と呼ばれる形式の建物だそう。
それでは、最後に御朱印のご紹介です。
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画像で紹介📷!〜御朱印🖌️
▼西円堂でいただける御朱印。「峰薬師如来」。
▼聖霊院でいただける御朱印。「和を以って貴しと為す」。
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寺社情報〜卍・⛩️