東京から弾丸で奈良/京都のお寺を巡りに行きました!
この日は名古屋発のバスツアーを利用。いずれも「関西花の寺二十五ヶ所」の対象となっており、奈良と京都の県境にあるお寺を4ヶ寺巡りました。
今回から4回に分けて、1ヶ寺ずつご紹介できればと思います!
※ちなみに、「花の寺」にもかかわらず、今回はいずれも季節がずれており、ほぼ名物のお花を見ることはできませんでした笑
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<この日巡ったルート>
「白毫寺(奈良)」→「般若寺(奈良)」→「岩船寺(京都)」→「浄瑠璃寺(京都)」です。
<「関西花の寺二十五ヶ所」について>
関西2府4県の、花とゆかりのある25ヶ寺が集まって結成されたものです(「関西花の寺二十五カ所霊場会」)。公式サイトがありコンテンツも残っていますが、サイト閉鎖のお知らせが出ています(2019年4月1日時点)。→http://hana25.com/
「関西花の寺二十五ヶ所」をめぐるにあたっては「心華帖」という貼り付け式の専用朱印帳(1,000円)があり、巡拝することができます。また、各寺で専用の札を納めることもできます(↓画像右側)。
心華帖はカラーでとても見やすいつくりになっており、ガイドブックとしても利用できます。
今回の記事では、最初に訪れた「白毫寺」をご紹介します。
白毫寺は、奈良・西大寺を総本山とする「真言律宗」のお寺で、御本尊は阿弥陀如来さまです。(「真言律宗」ってちょいちょい聞くイメージがありましたが、意外なことに全国に90ヶ寺程度だそう。)
交通機関を利用していく場合、JR奈良駅からバスで13分ほどで「白毫寺」の停留所に到着。そこから徒歩約10分という感じです。ただし、バスの本数は少なめなのでご注意を…。(徒歩15分程度かかりそうですが高畑町というバス停からも歩けます。ちなみに、白毫寺からは徒歩15分ほどで「新薬師寺」に行けるそうなので、スケジュールが合えば、奈良駅→バスで白毫寺→白毫寺参拝後、徒歩で新薬師寺という流れにするのもアリかもですね!)
<画像でご紹介〜お寺の様子〜>
「ながめのよい花のてら」というさわやかな看板とは裏腹に、ここから100段余りと言われるちょっときつめな石段が続きます。
一段一段が昔ながらの、いい感じで整備されていない状態なので、足元にご注意を。
ようやく「山門」に到着。もう少し石段が続きます!
石段を登りきると左手に受付。御朱印もこちらで拝受できます。お守りなどもこちらで求めることができます。
本堂の前に手水舎があります。
「本堂」です。17世紀前半の建立とみられており、大変趣きを感じます。渋い!
堂内には、阿弥陀三尊がおられます。本尊の阿弥陀さまも素晴らしいですが、特に倭坐り(前傾姿勢で正座をしている感じの座り方)をされた観音・勢至菩薩の両脇侍は、来迎の臨場感がすごいです!すごく前のめり笑
仏像ファンにはぜひ一度は見ていただきたい三尊です!
本堂の奥には「宝蔵」があります。こちらは収蔵庫のようになっており、阿弥陀如来坐像や地蔵菩薩立像、伝・文殊菩薩坐像、閻魔王坐像、など多くの仏様がおられます。どの仏像も素晴らしく、またじっくりと拝見しに来たいと思いました!
境内からは奈良が一望できます!さすが「ながめのよいおてら」!
境内にある「石佛の路」。
こちらは「御影堂」です。中興の祖である空慶上人をおまつりしています。
<画像でご紹介〜御朱印〜>
御本尊と、見開きの御朱印を2種拝受いたしました。
「阿弥陀如来」さま
「閻魔王」。迫力がありますね!
白毫寺は仏像も多く、大変素晴らしい参拝となりました。宝蔵の伝・文殊さまや閻魔さまなど、どれも素晴らしい仏様でしたが、個人的に特に印象的だったのは本堂の阿弥陀三尊でした。言葉で表現するのは大変難しいですが、あの、来迎の臨場感がありつつも穏やかさもある、静かな躍動感というか、そんな三尊の雰囲気をまた拝みに行きたいです!
それでは今回はここまで。次回は「般若寺」のご紹介をいたします!
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<白毫寺>寺院情報
【宗派】
真言律宗
【御本尊】
阿弥陀如来
【御朱印まっぷ】