京都・東山で六波羅蜜寺や安井金比羅宮、建仁寺などのほど近くにある六道珍皇寺。平安時代の役人である小野篁公にゆかりがあるお寺で、御本尊は薬師如来、境内には小野篁公や閻魔王のお像などが安置されています。
小野篁公は、昼間は朝廷、夜間は冥府で閻魔大王の補佐をしていたという伝説があります。六道珍皇寺には、「小野篁冥土通いの井戸」や近年見つかった「黄泉がえりの井戸」があり、篁公がこの世とあの世を行き来していたという不思議なお話もありますね!
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それでは、境内のご紹介をしていきたいと思います!
▼山門です。「六道の辻」の石碑が印象的ですね。古来よりこの辺りがこの世とあの世の境にある辻と考えられていたそうです。
▼境内の様子です。
▼こちらが本堂。薬師三尊像がおわします。
▼本堂の右手側、この奥に「冥土通いの井戸」があります。少し遠めですが、戸のすきまから見ることができます。
▼境内にある「薬師堂」。本尊・薬師如来坐像が安置されています。特別拝観期間中は開扉される模様。
▼こちらは「閻魔・篁堂」。閻魔王や小野篁公のお像が安置されています。扉越しに見ることができます。今回は、特にこの小野篁公のお像を拝見させていただきたく思っていました。ちょうど冥界から戻った瞬間を切り取ったように、装束のたもとが風でふわっと浮いているような表現がされています。
▼「迎鐘」。盂蘭盆の時期に精霊を迎えるためにつくので「迎鐘」というそうです。
それでは、最後に御朱印のご紹介です!
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▼今回は2種いただきました。こちらは御本尊のお薬師さま。
▼「えんま王」さま。
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